エステティックについて

エステティックについて

エステティックについて

エステティックの本質は、人間の心にある「美しくありたい」「若々しくありたい」という欲求や願望を実現して、人々に幸せと満足感をもたらすことです。エステティックにおいては、外的な施術だけではなく、心理的な作用も重視しています。

他の多くのサービス業と同じように、エステティックの範囲は国により異なります。理容・美容・医療・マッサージ業等との境界は、それぞれの国の法律によって規定されます。2002年に総務省が定めた「日本標準産業分類」で、エステティックは「手技又は化粧品・機器等を用いて、人の皮膚を美化し、体型を整える等の指導又は施術を行う事業所をいう。」と定められています。また、一般社団法人日本エステティック振興協議会は、「エステティックとは、一人ひとりの異なる肌、身体、心の特徴や状態を踏まえながら、手技、化粧品、栄養補助食品および、機器、用具、等を用いて、人の心に満足と心地よさと安らぎを与えるとともに、肌や身体を健康的で美しい状態に保持、保護する行為をいう。」と定義しています。

エステティシャン、エステティックサロンのお客様、そして今後エステティシャンを目指す方々が誤解なくエステティックを理解して頂く為に、一般社団法人日本エステティック協会は、以下の様に考えます。

エステティックとは、全身美容のことであり、手技又は化粧品・機器等を用いて、人の皮膚のお手入れ(スキンケア)、体型を整える(プロポーションメイキング)、リラクセーション等の施術および指導をいう。
エステティシャンとは、エステティックを行う技術者のことである。ただし、以下の行為は禁止する。
  • ・医師免許を持たずに、医師の医学的判断及び技術をもってするのでなければ人体に危害を及ぼし、又は危害を及ぼすおそれのある行為。
  • ・美容師免許を持たずに、パーマネントウエーブ、結髪、化粧等の方法により、容姿を美しくする行為。
  • ・理容師免許を持たずに、頭髪の刈込、顔そり等の方法により、容姿を整える行為。
  • ・疾病の治療を目的として行う医業類似行為(医学的観点から人体に危害を及ぼすおそれのある行為。)

エステティックのメニュー

エステティックのメニューについて、一般社団法人日本エステティック協会は、以下のように考えます。
スキンケア、プロポーションメイキング、リラクセーションがエステティックサービスの範囲です。
これら3つは独立しているわけでなく、重なり合っています。リラクセーションの効果としてスキンケアが達成されたり、リラクセーションとプロポーションメイキングの双方が期待できるトリートメントもあります。

スキンケア

スキンケアには「表皮のケア」、「爪の基本的なケア」、「毛乳頭、皮脂腺開口部等を破壊しない一時的な脱毛」を目的とするメニューがあります。「表皮のケア」においては、肌の汚れや老廃物を取り除き、外的刺激から肌を保護し、新陳代謝機能・分泌機能の適正化を補助し、美容成分を浸透させます。「爪の基本的なケア」とは、手および足の爪の基本的なケアを提供することです。「毛乳頭、皮脂腺開口部等を破壊しない一時的な脱毛」とは、厚生労働省の医師法と脱毛に関する通知※に該当しない範囲の脱毛を意味し、ワックス脱毛および業界が推進する美容ライト脱毛などがこれに該当します。

※医師免許を有しない者による脱毛行為等の取扱いについて/厚生労働省医政局医事課長通知
以下に示す行為は、医師が行うのでなければ保健衛生上危害の生ずるおそれのある行為であり、医師免許を有しない者が業として行えば医師法第17条に違反すること。
(1) 用いる機器が医療用であるか否かを問わず、レーザー光線又はその他の強力なエネルギーを有する光線を毛根部分に照射し、毛乳頭、皮脂腺開口部等を破壊する行為

プロポーションメイキング

プロポーションメイキングとは、単に体重を減らす、やせる、細くなる、を目的とするのではなく、健康でバランスのとれた「からだ」「体型」になることを目的とします。

リラクセーション

リラクセーションは、手技を用いて心身の緊張を弛緩させるための施術を行うことを目的とします。

カウンセリング

エステティックにおいてはトリートメントの提供も重要な要素ですが、お客さまの肌や身体のタイプ・状態・目的を分析するプレカウンセリング、最適なメニュー・化粧品・機器を選択する知識、お客様への栄養・運動・ホームケア等のアドバイスを行う知識が求められます。それらの知識を、「おもてなしの心」、「コンプライアンス」、「衛生管理」を念頭において実施することが重要です。アドバイスにおいてはホームケアに用いる商品の販売も大きな要素です。日本においては、美容師法によりメイクアップを業とすることは美容師の業務独占です。しかし、ホームケアに欠かせないメイクアップ商品のデモンストレーション、商品説明、カウンセリングについてはエステティシャンとしての重要な能力のひとつえあると考えます。

エステティシャンの仕事

2018年6月に厚生労働省より発表された職業能力評価基準(エステティック業)では、エステティックサービス提供者に必要な能力として以下を挙げています。

エステティシャンの仕事

エステティシャンの多くは大規模・小規模のエステティックサロンで働いていますが、理美容室やホテルのスパやブライダルサロン、化粧品メーカー、スポーツクラブなど活躍の場は広がっています。また、医療機関や福祉施設等で働くソシオエステティシャンも増えています。